オランウータン島オランウータン島。 5月8日。 8:30、宿泊ホテルを出発。 今日はペナン島の観光を行う。 用意されたバスでマレーシアの旅は始まった。 16人の乗客に30人乗りのバスだから、ペアの参加者でも別々の席に座る事が出来る。 朝の海岸線に沿ってバスは移動を始めた。 先ずは、コーンウォーリス砦に向かった。 ペナンの支配権を巡って西欧各国が争った歴史を伝えるコーンウォーリス砦は、1,786年、イギリス人のフランシス・ライトが上陸した場所に造られた要塞である。 コーンウォーリスとは、当時、東インド会社総督の名前で、ここにある大砲に触れると子宝に恵まれると言われているけどホントかな?(^^♪ 続いては、セントジョージ教会。 東南アジア最古とされ、19世紀前半に建てられたイギリスの教会である。 正面の白い尖塔と円柱が美しく、均整のとれた外観を持っていて、島を代表するイギリス建築である。 そう言えば、ペナン島はイギリスがマレーで最初に入植したところである。 次は、カピタン・クリン・モスクに行ってみよう。 ペナン島最大のモスクで、インドの伝統的なムガール様式が用いられている。 1,801年、裕福なインド人のイスラム教徒の手によって建てられた。 事務局で許可をもらってから入場する事になるが、入場料は無料である。 午前中最後のイベントは、トライショー(人力車)の乗車体験である。 ガイドの後を付いて歩いて行くと、花々で飾った人力車の群れが迎えてくれた。 乗車賃とは別に、日本円に換算して1人当たり60円から70円のチップを払って乗せてもらう。 このチップは、彼らの生活給になっているのだ。 2人1組で乗るのだが、実は、最初に紹介したNIJIと同県から参加している”☆高さん”とは、ここで知り合ったのだ。 狭い座席なのでお尻とお尻が微妙にぶつかって、 ”お尻合い(お知り合い)”ってか?(^^♪ 街中を風を切って走り、乗車体験が終わったところで昼食となる。 昼食はマレー料理という事だが、マレーで食べれば何でもマレー料理だよね。(^◇^) お腹いっぱいになったところで、ブッキトメラに移動してオランウータンを観察しよう。 ここからボートに乗って、前方に見えているオランウータン保護島へ。 実は、ボートに乗る直前まで雨が降っていたのだ。 そう言えば、マレー滞在の6日間のうち、スコールに遭ったのは4日目のバス移動中の1回だけである。 普段の行いが良いNIJIだから、雨も避けて通るようである。(^^♪ 島に着きボートを降りると、檻で囲まれた通路を順路に従って進んで行く。 途中、数匹のオランウータンに出会ったが、雨上がりだからなのか動きがない。 大きな葉っぱを傘代わりに使ってじっとしていた。 頭が良いんだね。 奥の折り返し地点まで進むと、じっとしていた彼らとは対照的に、5匹のオランウータンが綱渡りのショーーを見せてくれた。 その中の1匹は、京都大学の教授が連れて来た子だという事で、その教授の名を取って「ひろし」と名付けられている。 飼育員が「ひろしー!」と呼ぶと、振り向いたりして反応を見せる。 さぁ、ペナン島を出てキャメロンハイランドに行って夕飯にしよう。 夕食はスチームボート(マレー風寄せ鍋)である。 これ、出汁が効いていて、とても美味しかった。 次は マレーの蛍 にお進みください。 |